私には、できません。
私には、聖書に書いてあるように、父と母を敬うことができません。父や母がいなくても生きていけると思ってしまいます。
私には、聖書に書いてあるように、自分を愛するように隣人を愛すことができません。誰よりもまず自分が幸せになりたいからです。
私には、聖書に書いてあるように、心から人に仕えることができません。人に好かれるために良い人を演じています。
私には、聖書に書いてあるように、自分の怒りを神に委ねることができません。相手を何とかして懲らしめて困った顔が見たいと思うからです。
私には、聖書に書いてあるように、人にうそをつかないことはできません。人から興味を持ってもらいたくて、自分を見捨てて欲しくないからです。
私には、聖書に書いてあるように、人のために祈ることができません。「祈ってます」と言って相手に自分のことを覚えていてほしいだけです。
私には、聖書に書いてあること、聖書が守りなさいと言っていることが、何もできません。
今日もまた、聖書に書いてある約束を守ることができませんでした。
最近はちょっと頑張れていたのに、今日どうしても我慢できなくて、聖書が言っていることと逆のことをしてしまいました。
教会に行っているのに、洗礼を受けたのに、クリスチャンになったのに。なんでまだ昔と同じきたないものが出てきてしまうのだろう。
「そんなことをするのが聖書の教えなのか?」 悪魔は私にささやく。
「天のお父様、私の罪を赦してください。」 涙が溢れても溢れても止まらない。「私には聖書に書いてある通りにきよく生きることができません。」
私には、できません。
私には、イエス様に赦してもらい、慰めてもらうこと以外、何もできません。
昔の自分とは違うことが、ひとつだけあった。
「わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」 (ルカによる福音書22章32節)
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